UiPath Excelマクロ実行処理が終わらない?

RPA(UiPath)
福ロウ
福ロウ

本日の記事では、UiPathでExcelのマクロを実行したときに後続の処理が実行されないことがあったため、マクロ処理を実行する際に気を付けたいことについてご紹介いたします。

気を付けたいこととしては、マクロ処理にて印刷プレビュー画面を表示するなどの処理を行った場合に印刷プレビュー画面にて印刷実行またはキャンセルを実行しない限り次の処理が実行されないということです。UiPathでこのようなマクロ処理を呼び出してしまうと、マクロ処理が終わらないため次のアクティビティが実行されませんので気を付ける必要があります。それでは、下記ではその例について記載します。

まずは、下記のようなpreviewマクロ処理を作成します。この処理は、「Sheet1」の印刷プレビュー画面を表示した後、メッセージボックスで「test」と表示するものとなります。

次に、UiPathにて作成したマクロ処理を実行するために対象となるマクロ有効ブック(この例では「hoo.xlsm」)を使用するため、「Excelプロセススコープ」の中に「Excelファイルを使用」のアクティビティを追加します。

そして、「Excelファイルを使用」の実行シーケンスの中に「スプレッドシートのマクロを実行」のアクティビティを追加します。

こちらを実行すると、Excelの印刷プレビュー画面が表示されて処理が止まります。UiPathの方では、マクロ処理が終了していないため次の処理に進むことができないため、何も処理ができない状態となります。そのため、ユーザー側の操作を介さない場合はマクロ処理の中で印刷プレビュー画面を表示するような処理を実行するべきではありません。

今回の記事では、UiPathでExcelのマクロを実行するときのマクロ処理で気を付けなければならない点についてお伝えしました。皆さんもUiPathでマクロ実行する際は気を付けてください。

それでは、次回もお楽しみに!

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