福ロウ
本日の記事では、バッチファイルで処理中のコマンドプロンプトの黒い画面(DOS窓)を非表示にする方法についてご紹介いたします。
皆さんは、バッチファイルを処理させる場合に利用者に黒い画面(以下、DOS窓という。)を表示させたくない場合があると思います。そのようなとき、VBS(Visual Basic Script)からバッチファイルを呼び出すことによりDOS窓を非表示にすることができます。
はじめに下記の内容でバッチファイル(hoo.bat)を作成します。
【hoo.bat】
@echo off
rem 3回繰り返し
for /l %%n in (1,1,3) do (
rem 現在日付(yyyy/mm/dd)を表示
echo %date%
rem 3秒休止
timeout /nobreak 3 > nul
)
こちらのバッチファイルを実行すると下記のDOS窓が画面にしばらく表示された後に閉じられます。
このDOS窓を画面に出さないようにするためには、下記のようにバッチファイル(hoo.bat)を呼び出すVBSファイル(hoo.vbs)を作成します。
【hoo.vbs】
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell")
ws.run "cmd /c .\hoo.bat",vbhide
VBSファイル(hoo.vbs)を実行すると、バッチ処理中は非表示する設定なので、DOS窓は表示されなくなります。
“vbhide”を指定することによりDOS窓の黒い画面の表示を抑止することができます。
今回の記事では、バッチファイルの実行時に表示されるDOS窓の黒い画面を非表示にする方法についてお伝えしました。
次回もお楽しみに!