福ロウ
本日の記事では、メインのバッチファイルから異なるバッチファイルを呼び出す方法についてご紹介いたします。
やりたいことは、メインのバッチファイル(main.bat)の処理の中で別のバッチファイル(child.bat)を呼び出して処理が終わったらメインのバッチファイルの処理に戻ります。
【main.bat】
@echo off
rem echoコマンドで画面にメッセージを表示
echo =====call child.bat=====
rem 同一のフォルダにある"child.bat"ファイルを呼び出す
call .\child.bat
rem echoコマンドで画面にメッセージを表示
echo =====welcome to main.bat=====
rem 一時停止
pause
【child.bat】
@echo off
rem echoコマンドで画面にメッセージを表示
echo =====called child=====
上記のメインのバッチファイル(main.bat)を実行した結果、呼び出したバッチファイル(child.bat)が実行されたあとにメインのバッチファイル(main.bat)に戻り継続して処理が実行されていることがわかります。
ここで、呼び出すバッチファイル(child.bat)を下記のように変更してみるとどうなるか試してみると、呼び出し元となるメインのバッチファイル(main.bat)の処理に戻ることなく処理が終了することがわかります。
【child.bat】 @echo off rem echoコマンドで画面にメッセージを表示 echo =====called child===== exit
意図的に呼び出すバッチファイル(child.bat)の処理の中で処理を終了させたいこともあると思いますが、処理を実行した後に必ず呼び出し元となるメインのバッチファイル(main.bat)の処理に戻る場合は、”exit”コマンドを入れてしまうとメインのバッチファイル(main.bat)の後続処理が実行されませんのでご注意ください。
今回の記事では、”exit”コマンド1つで実行結果が異なるケースについてお伝えしました。
次回もお楽しみに!