本日の記事では、Windowsアプリケーションで使用する通信ポートがわからないときに確認する方法についてご紹介いたします。
皆さんは、Webサイト閲覧であればHTTP(またはHTTPS)によるアクセスとなり使用する通信ポートはHTTP通信であれば80番ポート、HTTPS通信であれば443番ポートであることはご存じでしょう。しかし、特定のアプリケーションが通信に使用するポート番号については、アプリケーションにより異なるためどうやって確認すればよいのでしょうか。
そこで、本記事ではアプリケーションを実行した状態で確認する方法としてWindowsの『netstat』コマンドについて記載します。
アプリケーションを起動した状態で、コマンドプロンプト画面を開き下記のコマンドを入力します。
> netstat -ano
netstatコマンドのオプションで指定しているものは下記となります。
・-a:現在のすべての接続を表示する
・-n:出力をIPアドレスなど数値のみに抑制する
・-o:コネクションを所有しているプロセスのID(PID)を表示する
PIDに表示されている番号がアプリケーションのプロセスIDとなり、下記のタスクマネージャーの画面より確認することができます。そして、通信ポートは”外部アドレス”に表示されている宛先IPアドレスの後に表示されている番号となります。
業務で様々なアプリケーションを使用していると、社内ネットワークのファイアウォール機器で通信を制限している場合があるので、アプリケーションが意図した動作をしないときなどに使用している通信ポートが許可されているかなど確認するときに活用できると思います。
今回の記事では、”netstat”コマンドによるWindowsアプリが使用する通信ポートを確認する方法についてお伝えしました。
次回もお楽しみに!